脚4本切断の保護犬、義足装着の手術成功 ロシア

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ノボシビルスクの動物病院にいるモニカ=19日/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images

ノボシビルスクの動物病院にいるモニカ=19日/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアでこのほど、けがしているところを保護された犬の「モニカ」に対して手術が行われ、4本の脚に義足が装着された。モニカは大けがを負ったことから安楽死の話も出ていた。

義足の装着手術を行ったのは獣医師のセルゲイ・ゴルシュコフさん。ノボシビルスクを拠点にしており、2015年以来、37匹の動物に対して義肢を取り付ける手術を行っている。

手術から2週間が経過し、モニカは義足にうまく対応しているという。ゴルシュコフさんは、モニカは近く普通の生活に戻れるだろうとし、回復の速度に驚いていると述べた。

モニカは昨年12月、プラストゥノフスカヤで足がない状態で発見された/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images
モニカは昨年12月、プラストゥノフスカヤで足がない状態で発見された/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images
獣医師のセルゲイ・ゴルシュコフさんとモニカ/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images
獣医師のセルゲイ・ゴルシュコフさんとモニカ/Rostislav Netisov/AFP/Getty Images

ただし、モニカを手術室に運び入れるのは簡単なことではなかった。モニカは20年12月にプラストゥノフスカヤで足がない状態で発見された。モニカを救出したボランティアによれば、モニカは虐待されていた可能性がある。

モニカはクラスノダールを拠点にしている動物保護のボランティアのもとに移された。そこで、損傷した脚の切断手術が行われ、輸血を受けた。獣医師はボランティアにモニカの安楽死を提言したという。しかし、ボランティアは安楽死に反対し、手術のための資金として40万ルーブル(約62万円)を集め、ゴルシュコフさんに連絡を取った。

ゴルシュコフさんは、新型コロナウイルスが流行するなかで、ペットが特別な存在になっている人々もいると指摘。そうした動物たちに新しい人生を与えることができてうれしいと語った。

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