6本脚の子犬生まれる、「奇跡」と獣医師ら 米オクラホマ州

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ボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードのミックス犬の「スキッパー」/Katy Hawkins/Neel Veterinary Hospital

ボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードのミックス犬の「スキッパー」/Katy Hawkins/Neel Veterinary Hospital

(CNN) 米オクラホマ州の動物病院でこのほど、脚の6本あるメスの子犬が産まれる出来事があった。獣医らからは「奇跡」と驚きの声が上がっている。

「スキッパー」と名付けられたこの子犬はボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードのミックス犬。 同州ニール動物病院のティナ・ニール医師によると今月16日に、8匹のきょうだいとともに誕生した。

その日の猛烈な吹雪が収まった後、飼い主が病院へスキッパーを連れてきたので検査を行ったという。

超音波診断やレントゲン撮影を行ったところ、スキッパーは2種類の先天性疾患にかかっていることが分かった。この影響で頭部と胸腔が1つなのに対し、骨盤部と尿路、生殖部が2つ存在し、尾も2本生えている。脚は先述のように6本だ。

ニール医師はスキッパーが子宮の中で双子の一部だった公算が大きいと指摘。受精卵が分裂する際に完全に分かれなかったとの見方を示した。脊椎(せきつい)には二分脊椎症の兆候も見られるという。

生後1週間が経過した後も、スキッパーは元気に過ごしている。乳を飲むのが大好きで、普通の子犬と同じように動き回る。排泄(はいせつ)も問題なくしているという。

ニール氏はスキッパーについて、乗り越えなくてはならないことがあるかもしれないが今のところは健康だとし、獣医らも飼い主も素晴らしい一生を送るための支援は惜しまないとの考えを示した。

ただ病院のフェイスブックページでは、今後もスキッパーの検査を継続し、痛みなく快適に生活できるよう発育状況を繰り返し調べるとしている。

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