チェコで見つかった井戸、7千年前のものと判明 世界最古の木製構造物か

チェコで見つかった井戸、世界最古の木製構造物か

(CNN) 東欧のチェコで発見された新石器時代の木製の井戸について、研究者らがこのほど7000年前に作られたものだとの分析結果を明らかにした。人類が木で作った構造物としては世界で最も古い年代に属するとしている。

当該の井戸は昨年、チェコ北西部の町オストロフ近くを走る幹線道路の工事中に見つかった。材質はオークの木で、紀元前5256年ごろに農民たちが作ったものだとみられる。

今回チェコ国内の研究者らは、井戸に使われた木の年輪を分析して制作年代を割り出した。その結果、井戸は年輪年代学的にみて世界で最も古い木製構造物であることが判明したという。

パルドゥビツェ大学で考古物の復元について研究するカロル・バイエル氏は報道発表の中で、井戸について、長年にわたり水中にあったおかげで現在まで保存されていたと説明。「今も完全に乾かすことはできない。そんなことをすれば壊れてしまうだろう」と述べた。

研究者らは現在、井戸の木材を乾燥させる手法を開発中だ。変形させずに保存するため、糖質を使って木の細胞組織を強化するという。

井戸は高さが140センチあり、80センチ四方の正方形。構造物としての形状と、木材の表面に残る道具の痕跡から、加工や接合に先進的な技術が用いられていたことがうかがえる。道具は石のほか、動物の骨や角で作られていた。この地域と年代で、こうした例はほかに存在しないと研究論文は指摘する。

新石器時代初期の井戸がチェコで見つかるのは、過去4年間で3度目となる。

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