絶滅の瀬戸際だったグアムクイナ、ほぼ40年ぶりに復活

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グアム島でも2年以内に放鳥が行われる予定/Ginger Haddock/Fernbird Photography

グアム島でも2年以内に放鳥が行われる予定/Ginger Haddock/Fernbird Photography

その結果、孵化(ふか)するヒナの数を増やすことに成功し、ロタ島のグアムクイナの数は200羽にまで増えた。グアム島の南端沖にあるココス島でも2010年から放鳥が始まり、現在は60~80羽が生息している。

「この個体数は維持できると確信している」とメディナ氏の同僚、ローラ・ドゥエナス氏は胸を張る。

IUCNの2019年版レッドリストでは、グアムクイナを含む鳥類8種と魚類2種について、状況の改善がみられたとして格上げされた。「生物多様性危機のさ中における、かすかな希望」とIUCNは位置付ける。

それでもレッドリストには、絶滅の危機に瀕している動植物3万種以上が記載されている。

メディナ氏のチームは2年以内にグアム島でも、ヘビがいなくなった地域でグアムクイナの放鳥を予定している。現地では「ココ」と呼ばれるグアムクイナ。「グアムの自然にココが戻る日が待ち遠しい」「自分の息子やグアムの子どもたちみんなに、またココの姿を見せたい」とメディナ氏は期待を膨らませている。

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