荒野で5日間さまよった男性、木の実や虫を食べて生き延びる 米

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カデン・ラガさん(中央)は幸運もあり、自力で捜索隊のキャンプ場にたどりついた

カデン・ラガさん(中央)は幸運もあり、自力で捜索隊のキャンプ場にたどりついた

(CNN) 米国のモンタナ州とアイダホ州の州境にある自然保護区域の荒野で道に迷った男性が5日後に自力で捜索隊のキャンプ場までたどりつき、無事な姿を見せる出来事があった。男性は生き延びるために、木の実や虫を食べたりしたという。

カデン・ラガさん(25)は家族とともに、自然保護区域の荒野で、馬に乗った小旅行を楽しんでいた。きょうだいの乗っていた馬が足を悪くしたため、グループの中で一番体力のあるカデンさんが馬を交換し、自身は歩くことにした。

カデンさんはグループより先に登山口に向かったが、道を間違え、迷子になってしまった。

カデンさんはCNN系列局KSTUの取材に対し、出発前に妊娠中の妻のアーデンさんから、「無事に帰ってくると約束して」と言われたと振り返った。

家族のもとに変えることを決心したカデンさんは、小川の水を飲み、木の実やコオロギを食べた。

アーデンさんらはモンタナ州フローレンスにあるカデンさんの両親の家を拠点にして捜索を行った。

カデンさんによれば、ヘリコプターを見たこともあったが、そのまま、別の方向に飛び去ってしまったという。

幸運なことに、救助隊の1人が就寝時にヘッドランプの電源をつけたままにしていたところ、カデンさんがこれに気付き16日午前1時にキャンプ場にたどり着いたという。

カデンさんはCNN系列局KPAXの取材に対し、「幸運で守られていた。うまくいかなかった出来事と同じくらい、良いほうに転がった重要な出来事も多かった」と述べた。

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