イグアナが激増、住民の自発的な駆除許可 米フロリダ州

フロリダ州でイグアナが激増

(CNN) 米フロリダ州の魚類野生生物局は7日までに、州内に生息するグリーンイグアナの目撃事例が過去数十年の間、激増したとして住民が自らの家宅や敷地内で見つけた場合、許可なく殺すことを認めるとの声明を発表した。

生息数の増加により、住民の被害も拡大している。植物を食べ、穴を掘るため歩道、護岸堤や民家の土台を侵食し、崩落の原因になりかねない。糞(ふん)もプールの中などを含めほぼ至る所で見つかっている。また、サルモネラ菌を移す危険性もある。

同局は公式サイト上の声明で、発見した場合、可能な限り駆除することを督励すると指摘。同州南部の22カ所にある公有地でも通年で許可なく処分できるとも説明した。

グリーンイグアナは州の固有種ではなく、中南米からの侵入生物種とみなされている。

正確な生息数の把握は難しいが、目撃の事例は1960年代から増加。以前はマイアミデイド郡のみで見られたが、現在は同州南部や南西部の多くの地域で目撃出来る。

増加の背景には同州の亜熱帯気候、住民数が増え続け多くの食べ物などが確保出来る環境や生来の天敵がいないことなどの要因がある。同州北部に生息が広がらないのは比較的涼しい気候が原因とみられている。

イグアナの餌は大半が植物だがカタツムリや特定の種類の蝶(ちょう)も口にする。それだけに州に固有な絶滅危惧種への脅威も指摘される。

地元のCNN系列局WPBFによると、同州ブロワード郡に住む男性は自宅の敷地内でイグアナ20~30匹を見つけ、玄関から家内へ入れなかった経験も証言。

イグアナを殺すことを不快に思う住民もおり、業者などに連絡してわなを仕掛けて排除してもらう方法も示されている。

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