世界の肥満の子ども、40年前の10倍に 一方「やせ過ぎ」の国も

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一方で、2016年の統計でやせ過ぎとされた人は、世界で推定1億9200万人だった。肥満と違って子どものやせ過ぎは1975年以来、世界で減っているものの、依然として高い状況にある。

例えばインドでは女児の50.1%、パキスタンでは41.6%が16年の統計でやせ過ぎに分類された。これは1975年のインドの59.9%、パキスタンの54%に比べると減少。男児の場合、16年はインドの58.1%、パキスタンの51%がやせ過ぎだった。

やせ過ぎも健康リスクを伴い、感染症のリスクが高まったり、女性の場合は妊娠中の危険が増したりする可能性もある。

「栄養不良が今も世界の公衆衛生上の大きな問題であることを忘れてはならない」。米ハーバード公衆衛生校のフランク・フー教授はそう語り、「我々は栄養不足と栄養過剰の2重の負担を同時に抱えている」と指摘した。

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