現役操縦士の12%にうつ症状、4%は自殺の考えも 米調査

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1年半前、副操縦士が故意に墜落させたとみられる独ジャーマンウィングス機

1年半前、副操縦士が故意に墜落させたとみられる独ジャーマンウィングス機

過去2週間の間に自殺を考えたことがあると答えた操縦士は75人(4.1%)に上った。

特にいじめや嫌がらせを経験している操縦士はうつの症状が見られる割合が高く、過去1週間で4回以上の性的嫌がらせを受けたという操縦士は36.4%、過去1週間で4回以上の言葉によるいじめを受けたという操縦士は42.9%がうつ状態にあった。睡眠補助薬を使っている操縦士もうつの割合が高かった。

これまでの操縦士の精神衛生状態に関する情報は、ほとんどが事故調査や報告などに基づいていた。今回の調査はそうした問題について詳しい実態を調べることを目的としているが、調査対象者の面談を実施していないことなどに疑問を投げかける専門家もいる。

それでも研究チームでは、「航空機の操縦士は精神疾患に対する偏見や、地上勤務に配置されたり操縦士として不適格とみなされたりすることを恐れ、精神衛生症状や診断結果を過少報告している可能性がある」と指摘している。

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