エンデバー、2億キロの長旅終える 米LAの展示場に到着

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米スペースシャトル「エンデバー」がロス市街地を移動

(CNN) 現役を引退した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー」が14日、22年間で合計2億キロ近くに及んだ旅を終え、最後目的地となる米ロサンゼルスのカリフォルニア科学センターに到着した。

エンデバーはロサンゼルス国際空港から同センターまで約19キロの道のりを2日間かけて、街路樹や街灯を避けながら陸路で移動。警察官1000人と消防隊員200人あまりが交通整理などに当たり、大勢の見物人が最後の雄姿を見守った。

警察によると、当初の予定では13日に科学センターに着くはずだったが、途中でさまざまな障害に見舞われた。エンデバーを通すために街路樹を切り倒したり交通標識を取り外したりした箇所もあったが、公民権運動指導者の故キング牧師にちなんだ幹線道路「マーティン・ルーサー・キング通り」では、キング牧師のために植えられたマツの街路樹を切り倒したくないとの配慮から、エンデバーは木の幹に翼が接触する寸前の距離で通り抜けながら慎重に移動した。

22年間で25回の飛行をこなしたエンデバーの科学センター到着を受け、ロサンゼルスのビヤライゴーサ市長は「26回目のミッションが完了した」と宣言した。エンデバーは今月下旬から、同センターの専用展示場で公開される。

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