サウジアラムコ、中国への投資強化を模索

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サウジアラムコが、提携する中国の栄盛石化への投資を強化する/Christopher Pike/Bloomberg/Getty Images

サウジアラムコが、提携する中国の栄盛石化への投資を強化する/Christopher Pike/Bloomberg/Getty Images

香港(CNN) サウジアラビアのエネルギー大手サウジアラムコが、提携する中国の栄盛石化への投資を強化する方針であることが分かった。アラムコは中国事業の拡大を進めている。

上海証券取引所に3日提出された文書によると、アラムコは栄盛の子会社の株式を最大50%取得する協議を行っている。

栄盛は杭州に拠点を置く民間精製会社。同社は双方が前日に交わした覚書の内容をもとに、アラムコの精製部門の株式50%を取得する可能性についても協議していることを明らかにした。

サウジは昨年から、エネルギー面で中国との関係を強化している。

アラムコは昨年3月、栄盛の株式10%を246億人民元(現在のレートで約4980億円)で取得することで合意。この取引の一環で、アラムコは栄盛に日量48万バレルの原油を供給することになった。

一方、中国の側も中東でのプレゼンス拡大を図っている。

中国国営の大手精製企業、中国石油化工集団(シノペック)はアラムコと共同で、サウジのヤンブー工業都市で精製プロジェクトを運営する事業を手掛けている。2016年から稼働するこの合弁会社は、日量40万バレルのアラビア重質原油を使って高品質輸送用燃料を生産しているという。

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