通行車両の力も活用、「超軽量」の小型タービン登場 英

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英企業アルファ311が開発した小型の風力タービン。ロンドンのO2アリーナの屋根に設置されている/Alpha 311
写真特集:風の力をエネルギーに、各社が取り組むイノベーション

英企業アルファ311が開発した小型の風力タービン。ロンドンのO2アリーナの屋根に設置されている/Alpha 311

ロンドン(CNN) ロンドン最大級の屋内施設、O2アリーナの屋根に、一風変わった風力タービンが置かれている場所がある。

世界各地の陸地や沖合で目にすることが多くなった、背の高い威圧的なタービンとは似ても似つかない――高さは6フィート(1.8メートル)未満、大きさも小ぶりで、発電量もずっと少ない。

だが小型という点がまさに戦略的利点だ。小型ゆえにほぼどこにでも設置可能で、すでに既存の街灯に後付けされている。しかも自然の風だけでなく、通行車両による人工の風でも発電が可能だ。

「道路脇に立つと、バスが通り過ぎるたびに空気の流れを感じる」と語るのは、タービンを設計した会社「アルファ311」の最高経営責任者(CEO)、バリー・トンプソン氏だ。「自動車が通行するときに発生するエネルギーを、利用しない手はないだろう?」

O2アリーナでの実証実験が成功し、現在アルファ311社は商用利用に適した改良版の発表に向けて準備を進めている。

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