ライアンエア、果敢なウクライナ再進出計画 終戦後、数週間内に

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格安航空の欧州最大手「ライアンエア」/Michal Fludra/NurPhoto/Getty Images

格安航空の欧州最大手「ライアンエア」/Michal Fludra/NurPhoto/Getty Images

ロンドン(CNN) 格安航空の欧州最大手「ライアンエア」は23日までに、戦争が終結してウクライナ領空の利用が再度可能となれば、数週間の期間内に同国の主要空港と欧州諸国の約二十数カ所の首都を結ぶ路線の開設を計画していることを明らかにした。

新たに調達する米ボーイング社製737MAX型旅客機の最多30機の拠点をウクライナの主要な3空港に置くことを想定。同機の調達費用は30億米ドル(約4260億円)以上となる。

ただ、欧州連合(EU)の欧州航空安全局によるウクライナへの就航の安全宣言が前提となっている。

同航空は声明で、ウクライナ発着便の創設は領空利用の再開が認められた後の8週間内での実現を期待。首都キーウ、西部リビウや南部オデーサとEUの20カ所以上の首都との間では毎週600便を予定している。

ウクライナ北東部ハルキウと南部ヘルソンの両市への乗り入れは、空港施設の再建が最初に必要なため後回しとなる。ライアンエアはロシアによる侵攻が始まり、商業機によるウクライナ領空の飛行が不可能となる前、両市への路線を維持していた。

同航空のオライリー最高経営責任者(CEO)は最近、ウクライナの首都キーウを訪れ、戦争が終われば同社はウクライナへ再び果敢に進出すると宣言。「ウクライナ経済の復興などを果たす最速の道は格安航空を使った旅行と共にある」とぶち上げた。

キーウの主要空港であるボリスピル国際空港も視察などしたとし、「出来る限り早期のフライト再開へ向けた全面的な準備をしていた」と評価した。

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