ファイザーCEO、4回目接種は「必要」 全変異株対応のワクチン開発も

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米ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスのワクチンについて、当面4回目の接種が必要との見方を示した/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

米ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスのワクチンについて、当面4回目の接種が必要との見方を示した/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は新型コロナウイルスのワクチンについて、流行の再発を防ぐためには当面4回目の接種が必要との見方を示す一方、あらゆる変異株に対応するワクチンの開発も進めていると語った。

同氏は13日、米CBSテレビの番組で、今後多くの変異株が登場するだろうと述べ、オミクロン株はワクチンの効果を巧みにすり抜ける最初の例だと指摘。オミクロン株への現行ワクチンの効果について、入院や死亡はかなり予防できるものの、3回接種後も感染予防はあまり期待できず持続期間も長くないと語り、4回目接種の必要性に言及した。

米国では現在、これまでにファイザーまたは米モデルナ製のワクチンを3回接種した人のうち、免疫不全患者については4回目の接種が認められている。食品医薬品局(FDA)が今後、健康な10代や成人への4回目接種を承認するかどうかは不透明だ。

5~11歳の子どもについては2回の接種が承認されているが、追加接種は未承認。ファイザーが現在、臨床試験を進めている。

5歳未満の子どもには接種自体が承認されていない。ファイザーが子ども向けの分量を2回接種した臨床試験の初期データでは、2~5歳への効果が予想を下回ったため、現在は3回接種の試験が進行中だ。ブーラ氏によれば、来月には結果が出るとみられ、FDAの承認を得て5月に接種が始まる可能性もある。

ファイザーとモデルナは現在、オミクロン株に特化したワクチンを開発中だが、ブーラ氏はさらに、全変異株に対応するワクチンの開発を目指すと表明。効果が少なくとも1年間持続するワクチンをつくることが目標だと述べた。

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