コロナ禍で低迷の口紅販売が好転、80%激増も 米

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米国でコロナ禍により低迷していた口紅の売り上げが激増に転じている/Wera Rodsawang/Moment RF/Getty Images

米国でコロナ禍により低迷していた口紅の売り上げが激増に転じている/Wera Rodsawang/Moment RF/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 新型コロナウイルス禍に伴うマスク着用や封鎖措置の影響で売り上げが昨年低迷していた化粧品の口紅の販売が最近好転し、今年4月18日までの4週間では前年同期比で80%急増していたことが20日までにわかった。

小売業界の販売動向を追っている市場調査企業IRIの最新データで判明した。ワクチン接種が進み、日常生活での他人との交流の機会が増えていることの反映とした。

80%激増の売上高は3420万ドルを示したが、コロナ禍が到来する前の水準だった4000万ドル以上には及ばなかった。

米小売り大手のウォルマートはCNN Businessの取材に、口紅の売れ具合は化粧品全般で最高だったとし、今年4月30日までの最新の四半期決算でも際立っていたことを明かした。

また、消費者はマスクの中でこすっても容易に落ちない種類の口紅を選びがちだったが、最近は紫や青などより派手気味な色を購入するようになったと説明。消費者が再び独自さを表現する機会が到来したとも分析した。

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