中国に賭ける英HSBC、緊張激化なら大きな苦境に

中国と欧米の関係悪化を受け、英HSBCの事業が苦境に陥りつつある/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

中国と欧米の関係悪化を受け、英HSBCの事業が苦境に陥りつつある/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

香港(CNN Business) 英金融大手HSBCにとって中国事業は長年稼ぎ頭だったが、中国と欧米の関係が悪化の一途をたどる中で、むしろ負担になりつつある。中国が同行の事業を制限するという脅しを実行すれば、HSBCは影響抑制に苦慮することになりそうだ。

HSBCは英ロンドンに本拠を置くが、会社のルーツは中国にある。収益の大半はアジアで稼いでいる。

中国国営メディアではここ数カ月、HSBCを批判する内容が繰り返し報道された。一例として挙げられるのは、同行が米国と結託して、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟(モンワンチョウ)最高財務責任者に対する起訴を手助けしたとの批判だ。この件についてHSBCは先週沈黙を破り、中国メディアの主張を否定した。

また、HSBCは6月に香港国家安全維持法への支持を表明したものの、これに対しても中国メディアでは支持が遅すぎるとの批判が上がった。

中国がHSBCに報復するかどうか、報復するとすればどんな方法を選ぶのかについては不明な点も残る。ただ、中国メディアは、同行の中国事業が影響を受ける可能性を示唆。国営紙の環球時報は「中国ウォッチャー」の話として、ファーウェイに対する米国の刑事訴追との関連でHSBCが中国で法的問題に直面し、最終的に市場から締め出される可能性があると伝えた。

さらに、一部の中国メディアでは、政府が作成中とされる「信用できない」外国企業のリストにHSBCが加わる可能性も報じられている。

英レッドバーンの株式アナリストは、このところの情勢緊迫化により、投資家から見たHSBCのイメージには既に曇りが出ていると指摘する。ロンドンや香港市場での同行の株価は年初来、40%以上の下げを記録している。

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