米航空会社で乗客のマスク着用要請相次ぐ、配布も

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米国の航空会社が、乗客にマスク着用を義務付ける方針を相次いで発表している/Shutterstock

米国の航空会社が、乗客にマスク着用を義務付ける方針を相次いで発表している/Shutterstock

(CNN) 新型コロナウイルスへの対策の一環として乗客や乗務員にマスク着用を義務づける米航空業界の動きが加速してきた。マスクを配る予定の航空会社もある。

アメリカン、デルタやユナイテッドの大手航空3社は先月30日にこの方針を発表。乗客のマスク利用ではデルタ、ユナイテッド両社は今月4日から、アメリカンは同月11日から実施の予定。

デルタの場合は乗務員の着用を義務付け、乗客には強く推奨するとの以前の立場をさらに強める格好ともなった。

乗客のマスク利用を最初に打ち出した米国の主要航空会社はジェットブルーだった。この後、大手が続々と追随した。

アメリカン航空は一部の便で乗客にマスクや消毒用ウェットティッシュを提供するとも表明。これらのサービス展開には数週間要する可能性があるとし、それまでは乗客が自ら調達したマスクや顔面を覆うものを持参するよう求めた。

コロラド州デンバーを拠点にする中堅のフロンティア航空は1日、乗客に航空券販売カウンター、搭乗口周辺や機内で鼻や口を覆うものの利用を5月8日から義務づけると発表。同時に機内座席を1列ごとに空席にするとし、乗客に機内に入る前の手洗いの実施や高熱を抱えていないことなどの条件に同意することを求めた。

航空業界の乗務員団体は各航空会社によるこれらの対応策を歓迎。同時に米連邦政府に対し全ての乗務員、乗客に対応する一線で働く従業員や乗客にマスク着用を義務づける措置を打ち出すよう促した。

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