新型肺炎で航空会社の減収は3兆円超に、IATA

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新型肺炎の感染拡大により、航空各社が被る減収額は最大で293億米ドルに達する可能性があるとの見方が出ている/May James/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

新型肺炎の感染拡大により、航空各社が被る減収額は最大で293億米ドルに達する可能性があるとの見方が出ている/May James/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 世界の定期航空会社で組織する国際航空運送協会(IATA)は22日までに、新型肺炎の感染拡大の影響で航空会社が被る減収の総額は今年、最大で293億米ドル(約3兆2820億円)に達する可能性があると報告した。

また、当初の試算として、アジア太平洋地域での通年の航空乗客の需要は13%程度失われる可能性があるともした。同地域の旅客需要は当初、4.8%増を見込んでいた。

この試算が正しければ、アジア太平洋地域の航空会社の2020年の減収総額は278億ドルとなる。この損失の多くは中国の航空会社で発生するとし、国内線のみでは128億ドルに達するとも予測した。

また、アジア太平洋地域以外に拠点がある航空会社の減収は、中国路線での需要減退に限って想定した場合、15億ドルになると予想した。

IATAのドジュニアック事務局長は報道発表文で、新型肺炎発生による旅客需要の急激な低下は航空会社、特に中国市場に注力する航空会社に財務的な打撃を与えるだろうと指摘。2020年は航空会社にとって非常に厳しい年となるだろうと結論付けた。

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