独アウディ、従業員7500人を削減 EV事業強化の一環で

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独インゴルシュタットにあるアウディの工場/Andreas Gebert/Getty Images

独インゴルシュタットにあるアウディの工場/Andreas Gebert/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 独高級車メーカーのアウディは26日、従業員を7500人削減する方針を明らかにした。経営体制を見直し、電気自動車(EV)への投資を加速させるという。

アウディは2025年までに、世界の全従業員の約10%に相当する9500人を削減する予定。一方で新たに2000人の雇用を創出し、EVやその他の新技術に注力した事業へと割り当てる計画だ。

削減は異動や退職を通じて実現するとしている。残る従業員に対しては29年まで雇用を保障する。再編により向こう10年間で60億ユーロ(約7200億円)の資金をねん出できる見通しで、アウディはこれを将来開発するモデルに振り向ける方針を示す。

今回の削減はアウディが従業員の代表者らと結んだ合意の一環。合意には、ドイツ国内にある2つの主要工場を電気自動車の生産向けに改修することを認める内容も盛り込まれている。アウディはこれらの工場で年間計67万5000台の生産を見込む。

アウディを傘下に置くフォルクスワーゲン(VW)も、巨額を投じてEVやハイブリッド車(HV)のバージョンをラインナップ中のすべてのモデルに投入する取り組みを進めている。また28年までにEVの新型70車種をデビューさせるとしている。

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