社長業と監督業は似ている? サッカーから学ぶリーダーシップ

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サッカーでの経験もビジネスに役立つという

サッカーでの経験もビジネスに役立つという

クラーク教授は「ビジネス界がスポーツの指導者たちから学べることのひとつは情熱だ。優秀なコーチの多くは情熱を持っている。しかし、ビジネス界の人のなかで組織の内や外で情熱をおおっぴらに示すことの出来る人はほとんどいない」と指摘する。

サッカー界とビジネス界を横断する形で学ぼうという姿勢に欠ける大きな理由の一つはおそらく、両方の世界で最前線に立って仕事をした人がほとんどいないからだろう。

そうした経験を持つ1人が、英プレミアリーグなどで活躍し、スイス代表にも名を連ねたことのあるラモン・ベガ氏だ。ベガ氏は引退後の2009年に資産運用会社を立ち上げた。英地元紙によれば、12年の運用資産は10億ドルに上るという。

ベガ氏は監督の座に就いたことはないものの、10年以上のキャリアのなかで、多くの優れた指導者の下で学んできた。そのことが困難を乗り越え会社を成功へと導くための準備につながったという。

どちらの世界も常にプレッシャーにさらされるという意味では似ていると語るベガ氏だが、個人レベルでの対人能力が両方の世界におけるリーダーシップのなかで最も類似性が高いと強調する。

ベガ氏は「あらゆる形の対人能力が仕事の重要な部分の80%から90%を占める。もちろん、特定の業界に対する知識やノウハウを持つことも大事だが、対人能力と効果的なコミュニケーションがあれば、自分のために素晴らしい仕事をしてもらえる」と語った。

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