米旅客機が乱気流に遭遇、機内の「ほぼ全員が嘔吐」

旅客機が着陸時に乱気流に見舞われた

2018.03.04 Sun posted at 15:45 JST

(CNN) 米ワシントンのダレス国際空港へ向かっていた旅客機が激しい乱気流に遭遇して急降下を強いられ、機長が「機内のほぼ全員が嘔吐(おうと)した」と報告する被害がこのほど起きた。

騒ぎは米大手のユナイテッド航空が「ユナイテッド・エクスプレス」便として運航に当たるウィスコンシン航空3833便内で2日朝に発生。機長も航空気象センターに「私も吐く寸前だった」と伝えたという。バージニア州シャーロットビルを離陸した同便の機長は乱気流をしのいだ後、センターに報告していた。

米国家気象局の運営機関である航空気象センターは機長から受けた報告をツイッターのフォロワーに即座に明かしていたという。

ウィスコンシン航空の公式サイトによると、乱気流に襲われた機材はボンバルディア社製のCRJ200型機。収容能力は乗客50人、乗務員3人となっているが、ダレス空港行き便に搭乗していた人員数は不明。

一方、ユナイテッド航空は2日の声明で、同便が強風が伴う乱気流に遭遇した事実を確認。

「着陸態勢の際に少数の乗客が病状を訴えた。無事に着陸し、乗降ゲートに向かった」とし、「いかなる乗客も医療上の手当てを必要としなかった」と述べた。

2日の米北東部は大雨、強風や断続的な降雪を伴う寒波に見舞われ、多くの地域で洪水も発生していた。ダレス国際空港も同日朝、一時閉鎖を強いられていた。

「ほぼ全員が嘔吐」 乱気流で乗客ら受難

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