ゼレンスキー氏、米副大統領・国務長官と「良い会談」 トルコ和平協議について話し合い

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ローマで会談を行うウクライナのゼレンスキー大統領と米国のバンス副大統領=18日/Ukrainian Presidential Press Service via Reuters

ローマで会談を行うウクライナのゼレンスキー大統領と米国のバンス副大統領=18日/Ukrainian Presidential Press Service via Reuters

(CNN) イタリアで18日に行われた米国のバンス副大統領とルビオ国務長官との会談をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は「良い会談」だったと述べた。

同会談では、トルコ・イスタンブールで16日に行われた和平協議について話し合われた。ゼレンスキー氏はSNSで、ロシアが和平協議に決定権を持たない代表団を派遣したことに言及。クレムリン(ロシア大統領府)は協議を真剣に受け止めていないとの批判を繰り返した。

ゼレンスキー氏によると、同氏はバンス氏とルビオ氏との会談で「ウクライナが真の外交に応じる用意があることを確認し、完全かつ無条件の停戦を可及的速やかに実現することの重要性を強調した」。

会談では、ロシアに対する制裁や戦況のほか、将来的な捕虜交換についても「触れた」という。

ゼレンスキー氏は「人命を救うための米国民の支援とリーダーシップに感謝する」と投稿を締めくくった。

ゼレンスキー氏とバンス氏が会談したのは、2月にホワイトハウスの大統領執務室での会談が口論に発展して以降初めて。バンス氏は当時、米国の支援に対する感謝の気持ちが欠けているとしてゼレンスキー氏を激しく非難していた。

バンス氏は18日、ローマ教皇レオ14世の就任ミサに出席するためルビオ氏とともにイタリアを訪問していた。イタリアのメローニ首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とも会談を行ったバンス氏は、メローニ氏が会談を主催したことに謝意を示し、同氏を欧州と米国の「架け橋」と称賛。会談が米国と欧州の間の長期的な貿易交渉のきっかけとなり、利益をもたらすことへの期待感を示した。

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