イスラエル軍、レバノン各地でヒズボラの武器庫を攻撃
(CNN) イスラエル軍は14日、レバノン各地でイスラム教シーア派組織ヒズボラの「武器保管庫」を標的とする空爆を実施したと発表した。
レバノン保健省によると、このうち東部バールベック・ヘルメル県アルカワフ近郊への空爆では、子ども3人を含む4人が負傷し、全員が病院で治療を受けた。
レバノン国営通信(NNA)は、同県バールベックの町で複数の「空き店舗」が攻撃を受けたと伝えた。
イスラエル軍は東部ベカー県とバールベックへの攻撃を認め、標的は武器庫だったと説明。さらに南部の7カ所でも武器庫を攻撃したことを明らかにした。
これに先立ちイスラエル軍は、14日午前にレバノン側からイスラエル北部のガリラヤ地方に向かって、飛翔(ひしょう)体55発が撃ち込まれたと発表していた。
ヒズボラは、ガリラヤ湖の北西にあるイスラエル軍部隊の本拠地を、数十発のロケット弾で攻撃したと発表した。
また、14日中にイスラエル北部の数カ所で、イスラエル軍の施設をロケット弾やドローン(無人機)で攻撃したと主張。「パレスチナ自治区ガザ地区のパレスチナ人と、その勇敢で名誉ある抵抗運動」を支援する攻撃だと述べた。
レバノンとイスラエルの国境では、ガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まった昨年10月からほぼ連日、攻撃の応酬が続いている。