ハマス、解放する人質の人数を引き下げ 停戦交渉めぐり

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集会に参加する人質の家族や支持者=3月2日、パリ/Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

集会に参加する人質の家族や支持者=3月2日、パリ/Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で行われている人質の解放と停戦を巡る交渉で、ハマスが第1段階で解放する人質の人数を半分以上引き下げたことがわかった。事情に詳しいイスラエルの情報筋が明らかにした。

ハマスは最新の対案で、6週間にわたる停戦と引き換えに解放する人質について、20人未満を提案した。これは数カ月にわたる交渉の基礎であった40人という人数を半分以下にするもので、話し合いは大きく後退した。

バイデン米政権の高官は、ハマスが交渉の第1段階として、20人という人数に焦点を当てていることを確認した。同高官は、ハマスが仲介国に対し、女性や病人、負傷者、高齢者の人質が約20人しか残っていないと伝えていることも確認した。

ハマスは、減らした人質と引き換えに、釈放するパレスチナ人の受刑者の数を増やすことや釈放する終身刑の受刑者の数を増やすことも要求しているという。

イスラエルの情報筋は、ハマスからの最新の対案について、ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏が交渉を望んでおらず、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルの軍事行動やイスラエル国内での政府に対する圧力をめぐる米国とイスラエルの亀裂を利用しようとしていることを示唆しているとの見方を示した。

ハマスの報道官は、ハマスが拘束しているイスラエル人を毎週3人解放することを提案したとしたが、「最終的な人数については誰も言及していない」と述べた。

ハマスは、パレスチナ人受刑者の割合のほかにも、恒久的な停戦や、イスラエル軍のガザからの撤退、パレスチナ人の無制限でのガザ北部への帰還に対する保証を求め続けている。

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