大統領の自宅を捜索、高級腕時計めぐる汚職疑惑 南米ペルー

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南米ペルーのボルアルテ大統領の大統領府や自宅に対し、汚職をめぐる捜査の一環として警察による捜索が行われた/Juan Carlos Cisneros/AFP/Getty Images

南米ペルーのボルアルテ大統領の大統領府や自宅に対し、汚職をめぐる捜査の一環として警察による捜索が行われた/Juan Carlos Cisneros/AFP/Getty Images

(CNN) 南米ペルーのボルアルテ大統領の大統領府や自宅に対し、汚職をめぐる捜査の一環として警察による捜索が行われたことがわかった。捜索の対象となったのは「ロレックス」などの高級腕時計だった。

ロイター通信によれば、警官らは3月29日、開錠の指示が無視されたため、扉を破って敷地内に入った。

今回の捜索は、地元メディア「ラ・エンセローナ」が行ったボルアルテ大統領の所有する腕時計に対する調査がきっかけだった。ラ・エンセローナは数千枚におよぶ大統領の写真を調査し、ボルアルテ大統領が少なくとも14個の高級腕時計を所有していると判断した。

ボルアルテ大統領は捜索の前、不正行為を否定し、所有しているものは全て自身の勤労の結果によるものだと述べていた。

大統領府は30日、声明で、捜索は何事もなく終了したと述べた。大統領の弁護士は地元メディアRPPに対し、警官の存在は過剰で「見せ物」にするためのものだったと指摘した。弁護士は、警察は約10個の腕時計の写真を撮影したと明らかにしたが、ブランドは確認できなかったという。

弁護士によれば、ボルアルテ大統領は4月に検察で証言を行う予定。

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