ハマス、停戦交渉再開の日程は「未定」 交渉継続の姿勢も示す

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ハマスの交渉団がエジプトに戻り停戦交渉を再開する日程は「まだ決まっていない」という/Jack Guez/AFP/Getty Images

ハマスの交渉団がエジプトに戻り停戦交渉を再開する日程は「まだ決まっていない」という/Jack Guez/AFP/Getty Images

(CNN) イスラム組織ハマスとイスラエルとの間での停戦と引き換えに人質を解放する交渉について、ハマス政治局のホサム・バドラン氏は10日、CNNの取材に対し、ハマスの交渉団がエジプトに戻り交渉を再開する日程は「まだ決まっていない」と述べた。

バドラン氏は「新しいことは何もない」と述べ、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザ地区の基本的な必要性に関するパレスチナ側の公正な要求に対応することを拒んでいると指摘した。

バドラン氏は、考慮すべき要素として、殺害の停止、イスラエル軍のガザからの撤退、支援の提供、避難民の無条件の帰還を挙げた。

ハマスの交渉団は、状況打開の糸口が見えないことから、7日にエジプトを離れていた。

ハマス最高指導者のイスマイル・ハニヤ政治局長は10日、ラマダン(断食月)前に停戦合意に達しなかった後も、ハマスはイスラエルとの仲介を交えた協議を継続する用意があると述べた。

ハニヤ氏は、ガザでの恒久的な停戦とイスラエル軍の撤退が合意への唯一の道だと主張した。

ハニヤ氏は、イスラエルが、停戦、特にガザへの侵攻を止めるという議題について、明確な保証や約束を行うことを避けてきていると指摘。ガザにいる人質は合意がなければ帰還することができないとした。

イスラエル戦時内閣のガンツ前国防相は2月、人質がラマダンまでに戻らなければ、ガザ最南部のラファに地上作戦を拡大すると警告していた。

今のところ、イスラエル軍によるラファ侵攻が差し迫っているという明らかな兆候はない。

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