地震発生124時間後に90代女性救出 石川・珠洲

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124時間後に90代女性救出 能登半島地震

(CNN) 地震発生から124時間が経過した6日夜、石川県珠洲市で倒壊した2階建て住宅から90代の女性が救出された。NHKが報じた。

女性は近くの病院に搬送された。医師が7日に明らかにしたところによると、女性は会話はできるが、足を負傷しているという。

救助に当たった緊急消防援助隊の粂孝宜救助小隊長はNHKに、1階と2階の床面の間隔がほとんどない中で女性のひざ下が複数の家財に挟まっていたと救出時の様子を明らかにした。救出には数時間かかったという。

1日に発生したマグニチュード(M)7.5の今回の地震では、遠く離れたロシア東部でも津波警報が発令された。被災地では建物や道路が損壊し、沿岸部に住む多くの人々が避難を余儀なくされている。地震による火災でも多くの建物が焼失した。

当局の6日の発表によると、地震による犠牲者は少なくとも126人となった。

自然災害発生時の捜索・救助活動では、発生から72時間が極めて重要だ。72時間を過ぎると、閉じ込められたり負傷したりした人の状態は急速に悪化するため、専門家はこの72時間を生存者捜索の「ゴールデンタイム」と形容する。

がれきに埋もれた人の救出は時間との闘いとなっている。被災の全容はまだ不明だが、当局によると、200人超が依然として行方不明。

NHKは多くの道路が寸断されているため、生存者の支援が阻まれていると報じた。

こうした状況を受けて、岸田文雄首相は7日から被災地周辺で交通規制を導入する方針を発表。復旧関連の車両の通行を優先させるため、被災地につながる道路の一般車両の通行は禁止される。

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