申請フォームに不適切な入力、米国人男性が生涯入国禁止に フィリピン

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フィリピンのニノイ・アキノ国際空港/Francis R Malasig/EPA/Shutterstock

フィリピンのニノイ・アキノ国際空港/Francis R Malasig/EPA/Shutterstock

(CNN) フィリピンへの入国手続きで職員にパスポートを投げつけ、申請フォームに不適切な言葉を入力したなどとして、米国人旅行者が生涯にわたり入国を禁止された。

フィリピン入国管理局の責任者が発表したところによると、入国禁止となったのは34歳の男性。7日にタイの首都バンコクから、フィリピンの首都マニラのニノイ・アキノ国際空港に到着した。

当局によれば、男性は到着時、入国申請のオンラインフォームに記入するよう促されて職員に無礼な態度を取り、自分のパスポートと携帯電話を投げつけた。

男性の入力したフォームを当局が調べたところ、フィリピンでの住所をねつ造してフルネームを記入せず、不適切な言葉を書き込んでいたことも分かったという。

一方、本人はCNNとのインタビューで、フィリピンに時々滞在している不動産投資家と名乗り、職員に物を投げつけたり声を荒らげたりした事実はないと主張した。

男性の説明によれば、携帯電話からうまくフォームに入力できず、入管の職員に手助けを求めたが断られた。入力を3回試みて失敗した後、セブ島への乗り継ぎに遅れそうになっていら立ち、うその情報を打ち込んだところ、今度は送信に成功したという。

不適切な言葉を入力したかどうかという質問には答えなかった。すぐ職員に謝り、書面でも謝罪したが無視されたと語った。

男性は、入国禁止処分についてフィリピン当局から直接の正式な連絡はないとも主張。今後フィリピンを訪れる予定はあるかという質問には、同国で投資した不動産は手放すしかないとだけ答えた。

フィリピン入国管理局によると、今年1月以降に無礼な人物として入国禁止対象のリストに載った外国人は44人に上っている。

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