メキシコ「麻薬王」の妻、米国の刑務所から釈放

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ホアキン・グスマン受刑者の妻、エマ・コロネル・アイスプロ氏/Brendan McDermid/Reuters

ホアキン・グスマン受刑者の妻、エマ・コロネル・アイスプロ氏/Brendan McDermid/Reuters

(CNN) メキシコの「麻薬王」ホアキン・グスマン受刑者(通称エル・チャポ)の妻、エマ・コロネル・アイスプロ氏が米国の刑務所から釈放された。麻薬の密輸とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で収監されてから2年近くの刑期を終えた。刑務所の当局者が13日に明らかにした。

コロネル氏は2021年11月、夫の麻薬組織に関連する罪状で有罪を認め、禁錮3年の刑を言い渡された。量刑には4年間の監視下の保釈と150万ドル(現在のレートで約2億2000万円)の罰金刑も含まれていた。

コロネル氏は米国とメキシコの二重国籍者。量刑手続きの際には、グスマン受刑者と組織への関与に対する深い後悔を表明。それによりもたらされた可能性のある被害についても、自責の念を示していた。

グスマン受刑者は19年、違法な事業と麻薬の密輸などに従事した罪で有罪判決を受け、終身刑を言い渡された。過去メキシコの刑務所を2度にわたって脱獄しており、現在は米コロラド州にある厳重な刑務所で服役している。

同氏が率いていた麻薬組織「シナロア・カルテル」は現在も存続し、構成員らはバイデン政権から今年2月に制裁措置を受けた。致死性のあるフェンタニルなどの麻薬の違法取引に関与したためとされる。米国の当局者が明らかにした。

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