トルコ、一連の「挑発的な決定」で「非友好国」に ロシア上院議員

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7日、イスタンブールで握手をするウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトルコのエルドアン大統領/Murat Cetinmuhurdar/TUR Presidency/Getty Images/FILE

7日、イスタンブールで握手をするウクライナのゼレンスキー大統領(左)とトルコのエルドアン大統領/Murat Cetinmuhurdar/TUR Presidency/Getty Images/FILE

(CNN) ロシア上院国防・安全保障委員会のビクトル・ボンダレフ委員長は11日までに、国営メディアに対し、一連の「挑発的な決定」を下したトルコが「非友好国」になりつつあるとの認識を示した。

ボンダレフ氏は国営タス通信の取材に「残念ながらここ数週間の出来事は、トルコが徐々に、かつ着実に中立国から非友好国に変ぼうし続けていることを明白に示している」と語った。

ボンダレフ氏はゼレンスキー大統領による7日のトルコ訪問後、一連の「挑発的な決定」が下されたと指摘。トルコ政府がウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に支持を表明したこと、アゾフスターリ製鉄所の守備隊のリーダーらを終戦までトルコに留め置くという合意に反し、政府が身柄を解放したことを挙げた。

ゼレンスキー氏は8日、アゾフスターリ製鉄所の守備隊5人がトルコからウクライナに帰国すると明らかにしていた。5人はロシアによる昨年2月の侵攻後、南部マリウポリの防衛に当たっていた守備隊の一員で、同市の陥落を受け投降した。

5人はロシアの拘束から解放された後、昨年9月に捕虜交換の一環でトルコに移送された。捕虜交換の条件では、終戦までトルコにとどまることが義務付けられていた。

ボンダレフ氏は「こうした行動は背中を刺す行為としか形容しようがない」と指摘。NATOからの圧力の結果、「非友好的な措置」が取られたとの見方を示した。

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