ベネチアの運河、緑の色素は工事用の試薬と判明

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大運河が緑色に ベネチア

(CNN) イタリア北東部ベネト州の観光都市ベネチアの環境当局は、市内を流れるカナル・グランデ(大運河)の水が緑色に染まった原因が判明したと発表した。

当局によると、鮮やかな緑色の正体は、水中の工事で水漏れを検出するための試薬として使われる蛍光色素「フルオレセイン」。人体に害はないという。

ただし、運河に放出された経緯は依然として不明。当局は、量の多さからみて作為的に流された可能性が高いとの見方を示す。今週中に標本をさらに調べ、正確な量などを特定する構えだ。

緑色の液体は28日朝に見つかり、夜までにゆっくりと広がった。

これまでに名乗りを上げたグループはないが、警察は環境団体などの仕業だった可能性などを視野に入れ、複数の手掛かりを調べている。

ベネト州のザイア知事は、環境活動家らが手口をまねる恐れもあると警告している。

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