NATO兵士は「戦場にいない」 スペイン・ウクライナが改めて否定

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ウクライナのレズニコウ国防相(右列3人目)とスペインのロブレス国防相(左列4人目)/J. J. Guillen/AFP/Getty Images

ウクライナのレズニコウ国防相(右列3人目)とスペインのロブレス国防相(左列4人目)/J. J. Guillen/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナとスペインの国防相は、ロシア軍と戦うためにウクライナに北大西洋条約機構(NATO)の兵士がいるとの主張を否定した。米国防総省の機密文書が流出してこうした主張が出てきたが、これを否定した形だ。

スペインのロブレス国防相は、同国を訪問したウクライナのレズニコウ国防相との共同記者会見で、「ウクライナにNATOの兵士がいるというのは全くのうそだ」と述べた。

レズニコウ氏も、駐在武官を除いて、NATOの兵士がウクライナにいるというのは真実ではないと述べた。

レズニコウ氏は流出した機密文書についての質問に対し、事実と異なるデータや現在では古くなったデータが多く存在すると指摘。機密文書の流出で恩恵を受けたのはロシアやその同盟国、ロシアの支持者だとの見方を示した。レズニコウ氏は、米国が今回の機密文書の流出を無力化し、今後文書の流出が起きないよう取り組むことを確信していると言い添えた。

ロブレス氏によれば、スペインがウクライナに供与する最初の戦車6両は船で間もなく出発し、月内にはウクライナに到着する見通し。スペインは、戦車「レオパルト2A4」6両とともに20両の装甲車両もウクライナに搬送する。さらに、修理が終了後、可及的速やかにさらに4両のレオパルトを供与するという。

レズニコウ氏によれば、ウクライナはスペインに対して、戦闘用航空機を含む防空システムや砲弾を要請したほか、機雷の除去を含む陸海軍共同の軍事作戦に関する訓練や技術的な助言を求めた。レズニコウ氏はスペインの国防企業幹部との面会を予定している。レズニコウ氏とロブレス氏は戦闘で重傷を負ったウクライナ兵士の治療を行っているマドリード市内の軍病院も訪問する。

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