餌に毒物混入か、ドッグレース会場で犬3頭死ぬ フランス

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レースの開催地となったフランス南部ガール県ボベール/MapBox

レースの開催地となったフランス南部ガール県ボベール/MapBox

パリ(CNN) フランス南部ガール県で開かれたドッグレースの会場で、ミートボールを食べた犬3頭が死ぬ事件が起きた。検察や警察は、何者かが毒を混入した疑いがあると見て調べている。

同県ニーム検察の13日の発表によると、事件は同地で開かれた犬のクロスカントリー大会で12日に発生。警察が通報を受けて駆けつけたところ、犬3頭が死んでいて、もう1頭は深刻な状態だった。

これまでの捜査の結果、死んだ3頭はこのイベントの会場でミートボールを食べ、約15分後に具合が悪くなっていたことが分かった。もう1頭はミートボール1個をなめただけだった。

ミートボールの中からは黒いペレットが発見され、当局が成分を調べている。付近を捜索したところ、ほかにもミートボールが発見された。

レース会場にいた獣医師は、直ちに毒物が混入された可能性を指摘。捜査当局は動物虐待事件として捜査に乗り出した。動物虐待の法定刑は禁錮5年、罰金7万5000ユーロ(約1000万円)。

大会主催団体は、同イベントの2日目は中止になったとフェイスブックで発表。何者かが会場のミートボールに毒物を混入したと説明し、警察に被害届を出したことを明らかにした。

地元ボベールも警察に届けを出し、会場周辺への立ち入りを制限したことを明らかにした。

主催団体は13日、フェイスブックの投稿で今回の犯行を「憎むべき行為」と形容し、死んだ3頭と飼い主に哀悼の意を表した。助かった1頭は同日現在、回復に向かっているといい、「動きは多少ぎこちないが歩くことはでき、どうやら乗り越えたらしい」と伝えている。

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