東部バフムートに残る民間人は5000人未満 ウクライナ当局
(CNN) ウクライナ東部ドネツク州の軍政トップ、パブロ・キリレンコ氏は14日、同州バフムートに残っている民間人は5000人未満だと明らかにした。
キリレンコ氏はテレビの取材に答え、絶え間なく続く砲撃のなか避難が行われていると述べた。バフムートに残る人の数を減らさなくてはならず、軍が仕事をすべきだとした。
バフムートへの立ち入りは地元住民以外には制限されているものの、登録者は出入りが可能となっている。
キリレンコ氏によれば、バフムートからは1万2000人以上の子どもが退避した。残っている子どもは140人未満だとし、孤児院の子どもや、親が親権を剥脱(はくだつ)されているなど難しい状況の家庭の子どもは全員避難したという。
バフムートを訪問しようとするボランティアについては、キリレンコ氏は「住民は必要なものを全て持っている。食料と水の蓄えもある」と述べ、配送が必要だと判断すれば軍の管理下で実施すると言い添えた。
ウクライナ軍当局者によれば、バフムートは依然としてロシア軍の主要な攻撃対象となっている。
CNNは1月半ば、ウクライナ当局者の話として、バフムートには戦前の人口の10%しか人が残っていない可能性があると報じていた。