NZ新首相が就任、アーダーン氏に見送りの拍手

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首相を退任したジャシンダ・アーダーン氏=25日、ニュージーランド・ウェリントン/Hagen Hopkins/Getty Images

首相を退任したジャシンダ・アーダーン氏=25日、ニュージーランド・ウェリントン/Hagen Hopkins/Getty Images

(CNN) ニュージーランドで25日、ジャシンダ・アーダーン氏が首相の座を去り、後継のクリス・ヒプキンス氏(44)が正式に就任した。

ヒプキンス氏は2008年に国会議員に初当選し、20年には同国の新型コロナウイルス対策を率いたほか、教育相、警察相、公共サービス担当相を務めた。

アーダーン氏の辞任表明を受けて、22日に全会一致で与党・労働党の党首に選出され、25日に就任式が執り行われた。

アーダーン氏は25日、歓声と拍手を浴びて議会を去る場面が報じられた。見送りに集まった議員やスタッフらの中には、感傷的な表情を見せる人々もいた。

同氏は24日、首相として最後の訪問先となった首都ウェリントン北郊のラタナで先住民の宗教行事に参加していた。

その場で記者団に「在任中、たくさんの愛情と思いやり、優しさを味わったのが最大の経験。何年もの間、素晴らしい役割を果たせたことに感謝している」と語った。

自身の辞任をニュージーランドへの批判と受け取る人がいないことを願うとも述べた。

ヒプキンス氏に贈る最大の助言としては「あなたらしいやり方を」という言葉を挙げ、「情報や経験を共有することはできるが、今度はかれの番だ」と強調した。

また、辞任後は国内政治に口を出さず、1人の一般議員、姉妹、母親になるつもりだと話した。

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