プーチン氏、恒例の年末会見を見送りへ

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昨年行われた年末の記者会見に臨むプーチン大統領/Andrey Rudakov/Bloomberg/Getty Images

昨年行われた年末の記者会見に臨むプーチン大統領/Andrey Rudakov/Bloomberg/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は今年、恒例の年末記者会見を見送ることが分かった。ペスコフ大統領報道官が12日に発表した。

ペスコフ氏はそのうえで、プーチン氏がメディアと改めて話す機会を持てるよう願っていると述べた。

ロシア国営タス通信によると、プーチン氏は大統領就任後の2001年以降、05年と首相に退いていた08~12年を除き、年末に大規模な記者会見を開いてきた。

前駐ロシア米大使のジョン・サリバン氏は12日、CNNとのインタビューで、プーチン氏が国内での支持を不安視していることがうかがえると指摘。相手がたとえ国営メディアであっても、長時間記者らの前に出て、答えにくい質問を投げ掛けられる可能性を避けたいのではないかと述べた。

昨年末の会見では、ウクライナ国境への兵力集結や中国との連携強化、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の処遇などについて質問が出ていた。

年末にはこのほか、プーチン氏による連邦議会での演説と、「直通回線」と呼ばれる国民との対話も恒例となっている。ペスコフ氏は12日の会見でどちらの日程にも言及しなかったが、先月の時点でタス通信を通し、プーチン氏が年内に連邦議会で演説すると予告。議会演説と対話の日程は本人のスケジュール次第だが、現状では極めて流動的だと述べていた。

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