ロシア、ヘルソン防衛に最大1000人の動員兵派遣 ウクライナ軍

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破壊されたヘルソン州の町の様子=24日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

破壊されたヘルソン州の町の様子=24日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍は28日、ロシアが占領下の南部ヘルソン市を防衛するため、「最大1000人」の動員兵をドニプロ川西岸に派遣したとの見解を示した。

フェイスブックへの投稿によると、ヘルソンの親ロシア派当局が民間人や病院設備などを東岸に移動させる中、西岸には最大1000人の動員兵が配置され戦力が強化されているという。

派遣された動員兵は退避した地元住民の家を拠点にしているとも明らかにした。

ロシアはヘルソン市をめぐる戦闘に備え、塹壕(ざんごう)を掘っている。ヘルソン市はドニプロ川西岸に位置する。

英国防省は28日の最新情報で、西岸のロシア軍部隊を強化するため、「動員された予備役」が派遣された可能性が高いとの見方を示した。

さらに、ウクライナの大半の地域のロシア軍はここ6週間で「長期的な防御態勢」に移行したと指摘。ウクライナでの深刻な人員不足と訓練不足を踏まえ、現状では防勢作戦しかできないという現実的な分析が背景にある可能性が高いと述べた。

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