ロシア軍、ウクライナ南部で負傷者と装備を避難 ウクライナ軍参謀本部

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(CNN) ウクライナ軍が南部ヘルソン州で前進する中、ロシア軍の部隊は損失を被り、負傷者と装備をドニプロ川を越えた最寄りの救護施設に避難させようとしている。ウクライナ軍が明らかにした。

同軍参謀本部は「敵は負傷した軍人150人と破損した軍事装備50台ほどをカホフカ水力発電所近くのベセレ集落に移動させた」と述べた。

ノバカホフカにある同水力発電所の近くには大きく破損した橋がある。ウクライナ軍はドニプロ川の西岸を前進している。

一方、北東部ではウクライナ軍がドネツク州とルハンスク州の州境に沿って進軍しており、その地域でもロシア軍に多数の負傷者が出ているという。

「負傷者が多く、地元の医療機関が対応しきれないため、敵は学校を軍事病院として使用している。予備情報によると、そこには最大200人の負傷した軍人が収容されている」と参謀本部は述べた。

また、ロシアは流刑地からさらに多くの兵士を徴集していると参謀本部は指摘。「ロシア占領軍の司令部は人員損失を補うために囚人の徴集を続けている。予備情報では、ロシア西南部スタブロポリ地方にある警備の厳重な刑務所の囚人650人以上がウクライナ領内での戦闘に参加することに同意した」と述べた。

参謀本部によると、ウクライナ空軍はロシア軍の武器庫に10回以上の空爆を行った。「加えて防空部隊が敵の無人偵察機7機を撃墜した。そのうち6機はイラン製だった」とも説明した。

ドネツク、ドニプロペトロフスク、ザポリージャなどで広範囲にわたってロシア軍のロケット攻撃が続いているが、攻撃はすべて撃退されたという。

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