プーチン大統領、国民の「部分的動員」を発表 テレビ演説で

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演説するプーチン大統領=21日/ (Russian Presidential Press Service/AP)

演説するプーチン大統領=21日/ (Russian Presidential Press Service/AP)

(CNN) ロシアのプーチン大統領は国民向けのテレビ演説で、ウクライナ侵攻での「部分的動員」を発表した。

プーチン氏の演説は現地時間の21日朝に始まった。同氏はこの中で、欧米がロシアの弱体化と分断を図り、最終的には破壊することを目指していると主張した。

そのうえで「国土と主権、領土の一体性を守り、国民と解放地の住民の安全を確保するために、国防省と軍参謀本部が提案するロシア連邦の部分的動員を支持する必要があると考える」と述べた。

国民の部分的動員に向けた準備は同日から始まると発表し、すでに大統領令に署名したことを明らかにした。

ただし国民全体を対象とする総動員令ではなく、あくまで「部分的」な動員だと強調。予備役や軍務経験者、特定の専門分野や経験を持つ者だけが徴兵されると説明した。

プーチン氏はさらに「ウクライナ政権がきょう、(同国東部)ドンバス問題の平和的解決を拒否したうえ、核兵器の保有権を発表したことから、ドンバス地方でこれまで2回と同様、新たな大規模攻撃が避けられないことは明白になった」と述べた。核兵器への言及が何を意味していたのかは明らかでない。

ロシアメディアは当初、匿名の情報筋の話として、現地時間の20日午後8時からプーチン氏、これに続いてショイグ国防相が、それぞれ演説すると伝えた。その後SNS「テレグラム」でロシアのチャンネルが、政府に近い政治アナリストの話として、演説は延期されたと述べていた。

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