中国軍、ロシア軍と同じ潜在的な弱点 米国防大の新報告書

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陸海軍の舞台が行う実弾演習の様子=漳州市、8月24日撮影/Future Publishing/Getty Images

陸海軍の舞台が行う実弾演習の様子=漳州市、8月24日撮影/Future Publishing/Getty Images

現在ハワイ大学で教えるシュスター氏は、中国は統合作戦能力の点で4~5年ほど米国に遅れを取っていると推測しつつも、最近の演習を見れば「彼らが追いつきつつあることがうかがえる」と警鐘を鳴らした。

ウズノー氏の報告書では、中国軍と米軍の指導者の人口動態上の違いにも触れており、「中国の上級将校は年齢や教育、ジェンダー、民族の点で同質的だ」と指摘する。

四つ星の階級で見ると、中国軍の将校は米軍に比べ平均年齢が高く(64歳対60歳)、軍隊経験も長い(46年対40年)という。

米軍の指導層はより多様性に富み、女性が2人、アフリカ系米国人が3人いるが、PLAの指導層は全員男性で、99%が漢族と同質性が高い。

そして最後にひとつ、明らかな違いが存在する。米軍の四つ星将校の58%が外国で軍務に就いた経験があるのに対し、中国の四つ星将校は海外経験が皆無という点だ。

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