ウクライナの反攻、ロシアに「すでに影響」 米ホワイトハウス

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ドネツク州の前線近くで自走式多連装ロケット砲の発射準備を行うウクライナ軍の砲兵ら/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

ドネツク州の前線近くで自走式多連装ロケット砲の発射準備を行うウクライナ軍の砲兵ら/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍がウクライナ南部でロシア軍に対して反撃に出たとの報道について、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は、ホワイトハウスはそうした報道を認識しているものの、特定の軍事作戦にはそれ以上コメントしないと述べた。

それでも、カービー氏は、直近の反攻の規模や範囲などにかかわらず、ウクライナは「ロシア軍の能力にすでに影響を与えている」と述べた。

カービー氏は、ウクライナが南部で、より攻勢に出る可能性があるとの報道のためだけにロシア軍は人的・物的資源を東部から引き揚げなければならなかったと指摘。東部の特定の地域でも反攻の脅威が迫っているとみて部隊を縮小しなければならなかったとの見方を示した。

カービー氏によれば、ロシアはウクライナで人員について引き続き問題を抱えており、ロシア国内での新兵募集を拡大しようとしているほか、一部の徴集兵や傭兵(ようへい)について期限を超えて従軍するよう勧誘しているという。

カービー氏はまた、ロシアに対して攻勢にでるという考え方はウクライナにとって目新しいものではないと述べた。

カービー氏は「ここで言及しているのは、局所的な攻撃とは異なる、大規模な反攻の可能性についてであることは認識している」と述べ、ウクライナ軍は、戦争開始初期の首都キーウ周辺での戦いを含めて、国内で長期間にわたってロシア軍と戦闘を行っていると言い添えた。

ロシア政府は29日、ウクライナ南部でウクライナ軍による攻撃を受けていることを認めた。しかし、ウクライナ軍は大損害を被ったほか、ウクライナ軍の攻撃に出ようとするもくろみは失敗に終わったとしている。

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