ロシア軍、「ゆっくりとではあるが確実に」北部から撤退 ゼレンスキー氏

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ロシア軍は「ゆっくりとではあるが確実に」北部から撤退しているとゼレンスキー大統領/Ukrainian Government/Facebook

ロシア軍は「ゆっくりとではあるが確実に」北部から撤退しているとゼレンスキー大統領/Ukrainian Government/Facebook

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は1日のビデオ演説で、ロシア軍は「ゆっくりとではあるが確実に」ウクライナ北部から撤退しつつあると明らかにした。

ゼレンスキー氏は演説で「占領者は我が国の北部から軍を撤退させている。ゆっくりとではあるが確実だ。戦闘で撃退された地域もあれば、ロシア軍が自ら陣地を離れた地域もある」と述べた。

また北部のウクライナ人に対し、撤退が進む中でも警戒を緩めないよう促した。

「我々は慎重に前に進んでいる」とし、「この地域に戻る人は全員、非常に警戒する必要がある。以前のふつうの暮らしに戻るのはまだ不可能だ」「国土の安全が確認されるまで待つ必要がある。新たな砲撃はあり得ないとの確証が得られるまで待ってほしい」と呼び掛けた。

ウクライナ東部の状況については、ドンバス地域や同国第2の都市ハリコフでロシアの攻撃への備えが進んでいると明らかにした。

「東部では極めて難しい状況が続く。ロシア軍はドンバスやハリコフ方面に集結し、新たに強力な攻撃を加える準備をしているところだ。我々は積極防衛をいっそう強化する準備を進めている」としている。

危機的な人道状況については、ドネツク、ルガンスク、ザポリージャの避難回廊を通じ6266人が救出されたと説明。フランスのマクロン大統領との協議にも言及し、包囲下にある南部マリウポリの人道状況について話し合ったことを明らかにした。

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