ロシア民間軍事組織「ワグネル」、ゼレンスキー氏暗殺計画に関与か ウクライナ高官

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ゼレンスキー大統領の暗殺計画について語ったウクライナ国防省のルブキフスキー顧問/CNN

ゼレンスキー大統領の暗殺計画について語ったウクライナ国防省のルブキフスキー顧問/CNN

(CNN) ウクライナ国防省の上級顧問はCNNに対し、ロシアの民間軍事組織「ワグネル」がゼレンスキー大統領とシュミハリ首相の暗殺計画に関与していたと述べた。

国防省のルブキフスキー顧問はこの中で、ワグネルの要員数人が暗殺目的で派遣されたものの、成功せずに終わったと説明。ウクライナ情報機関やゼレンスキー氏の警護を担う特殊部隊がこの計画について確認したと述べた。

さらに「全ての文書と必要な証拠は国際裁判所に提出される」とした上で、作戦上の理由からこれ以上の情報は明かせないとしている。

CNNは一連の主張について独自に確認できていない。

ワグネルは2014年、ロシアによるウクライナ東部侵攻の際に初めて注目を集めた。その後、独立した調査やCNNの調査の結果、シリアやアフリカの複数の国で活動していることが判明。米当局者や人権監視団体からは、ワグネルによる長期の人権侵害を非難する声が上がっている。

ワグネルはロシア大統領府との関係の近さから「プーチン(大統領)の料理人」の異名を持つオリガルヒ(新興財閥)、エフゲニー・プリゴジン氏とつながりがあり、同氏から資金提供を受けているとみられている。

ロシア大統領府はワグネルとのつながりを繰り返し否定。プリゴジン氏もワグネルへの関与を否定している。

24日には新たに英国がワグネルを制裁対象に指定した。

ゼレンスキー氏はこれまで、戦時防衛を指揮するためウクライナ国内にとどまる意向を繰り返し示している。

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