欧州のコロナ死、2月までに50万人増える可能性 WHOが警鐘

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モスクワ市内の駅で消毒作業を行うロシア緊急事態省の当局者=10月20日/KIRILL KUDRYAVTSEV/AFP via Getty Images

モスクワ市内の駅で消毒作業を行うロシア緊急事態省の当局者=10月20日/KIRILL KUDRYAVTSEV/AFP via Getty Images

(CNN) 世界保健機関(WHO)は4日、欧州では来年2月までに新型コロナウイルスの死者が50万人増える可能性があるとの見方を示した。感染者の急増に警鐘を鳴らすとともに、欧州の一部地域でのワクチン接種の遅れに懸念を示した。

欧州の大半の地域は感染拡大に直面しており、ドイツでは4日、1日当たりの新規感染者が流行発生以降最多を記録した。

WHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は声明で、欧州での感染拡大ペースは「重大な懸念」事項であり、「われわれは再び流行の中心地になっている」との認識を示した。

さらに「信頼できる予測の一つによると、現在の傾向が続いた場合、来年2月1日までに欧州と中央アジアでさらに50万人の死者が出る可能性がある」と警告。同氏が担当する53カ国のうち43カ国では、病床への負荷が高いか極めて高い状況になる可能性があると指摘した。

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