アフガン空港の自爆テロ犯、事件数日前に刑務所から釈放

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(CNN) アフガニスタンの首都カブールにある空港で今年8月に発生した自爆攻撃について、実行犯は攻撃の数日前、イスラム主義勢力タリバンが首都を掌握した際に近郊の刑務所から釈放されていたことが、米当局者3人の話によって明らかになった。

多数のアフガニスタン人および米軍兵士13人が死亡した攻撃の犯人は、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の分派組織「ISIS―K」に所属していた。

国家安全保障当局の関係者から説明を受けたという米カリフォルニア州選出の共和党議員ケン・カルバート氏、および米政府高官2人の話によると、自爆犯はアフガニスタン東部パルワン州のバグラム空軍基地にあるパルワン刑務所から釈放されていたという。

米軍は同州を7月初めに放棄するまで、同基地を掌握していた。また同刑務所は2013年にアフガニスタン当局へと引き渡されていた。

今回の新事実は、空港周辺の治安確保をイスラム主義勢力タリバンに依存する中で、同国から撤退する最後の数日間の混乱ぶりと、急速に悪化する空港周辺の状況の制御しようとする米軍の苦慮を明確に物語るものと言える。

地域のテロ対策に関わる情報筋がCNNに対して当時語ったところによると、バグラムにあるパルワン刑務所は、カブール近郊のプレシャルキ刑務所とともに、ISIS―Kのメンバー数百人や他の受刑者数千人を収容していた。タリバンは、8月半ばにほぼ無血開城したカブールを施政下に置く数時間前に両刑務所を掌握。収監されていたタリバンのメンバーのほか、ISIS―Kのメンバーも釈放していたという。

その11日後となる8月26日、釈放された受刑者の一人がカブール国際空港の「アビーゲート」で自爆攻撃を行い、米海兵隊員11人、陸軍兵士1人、海軍兵士1人の命を奪った自爆攻撃を実行したという。これらの兵士はアフガニスタンでの戦争で亡くなった最後の米軍兵士となった。

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