ペルー大統領選、左派のカスティジョ氏が勝利 決選投票から6週間後

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勝利を確定し支持者の声援に応えるカスティジョ氏(右)と次期副大統領のボルアルテ氏/Ricardo Moreira/Getty Images

勝利を確定し支持者の声援に応えるカスティジョ氏(右)と次期副大統領のボルアルテ氏/Ricardo Moreira/Getty Images

コロンビア・ボゴタ(CNN) 南米ペルーの大統領選の決選投票は、元教師で左派のペドロ・カスティジョ氏が公式に勝利を収めた。選挙当局が19日に明らかにした。投票日から6週間を経ての決着だった。

カスティジョ氏は28日に就任宣誓を行う予定。

全国選挙審議会(JNE)は19日、対立候補の右派ケイコ・フジモリ氏による選挙不正に関する最後の申し立てを全会一致で退けた。同氏の主張には根拠がないとしている。

JNEによれば、カスティジョ氏は50.126%の得票率で選挙を制した。フジモリ氏との票差は4万4263票。ペルーの人口が約3300万人であるのを踏まえれば相当な僅差だ。

副大統領候補としてカスティジョ氏とともに戦ったエコノミストのディナ・ボルアルテ氏も、JNEにより次期副大統領に選ばれた。

決選投票の結果発表が前例にないほど遅れた要因は、JNEがフジモリ氏の申し立ての調査を行っていたことにある。ペルーの法律によると、大統領選の勝者はJNEがすべての票を見直し、選挙監視員からのあらゆる訴えを解決した後でなくては確定できない。ペルーの選挙制度では票の再集計は行われない。

フジモリ氏は19日、選挙結果を尊重すると述べる一方で、投票プロセスに「不法行為」があったとする自身の主張を撤回することはなかった。

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