バチカン、枢機卿ら10人訴追 国際的な財務不正疑惑で

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ジョバンニ・アンジェロ・ベッチウ枢機卿。今回の訴追について無罪を主張している/Andreas Solaro/AFP/Getty Images

ジョバンニ・アンジェロ・ベッチウ枢機卿。今回の訴追について無罪を主張している/Andreas Solaro/AFP/Getty Images

ローマ(CNN) ローマ教皇庁(バチカン)は3日、財務上の不正行為でイタリア人のジョバンニ・アンジェロ・ベッチウ枢機卿(73)を含む計10人を訴追したとの声明を発表した。

今回の訴追につながった調査は2019年7月に開始し、イタリアの関連当局も協力していた。バチカンの財務状況に相当な損失をもたらした金融市場の運営者との間の広範な関係が明るみに出たともした。

訴追の罪名は、恐喝、汚職、詐欺、偽造、横領や権限乱用など。バチカンニュースによると、横領、職権乱用や汚職の罪に問われたベッチウ枢機卿は自らの兄弟2人の事業に便宜を図るためバチカンの公金を悪用していた。

フランシスコ教皇は昨年、かつては国務省の有力ポストを務めていた同枢機卿の職務を解いていた。ベッチウ枢機卿は3日の声明で、自らを陰謀の被害者とし、無実を主張した。

教皇は2018年、ベッチウ氏を枢機卿や列聖省長官に任命していた。これ以前には11年から国務長官代理に就いていた。

バチカンニュースによると、同枢機卿らによる不正行為は慈善寄付金を個人的な利益を狙った極度にリスクの高い金融活動に差し向けた違法行為への調査で判明。これらの金融活動にはアフリカ・アンゴラでの化石燃料産業への投資が含まれる。この投資は2億米ドル以上になる可能性もある。

調査ではまた、価格が大幅に過大評価された英ロンドンの不動産の購入や売買に絡む不正行為も突き止めた。

バチカンの金融情報局の元局長や米国、スロベニアやスイスの4社なども今回の訴追対象となった。

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