英国とEU、土壇場で合意 経済的混乱回避

英国がEUとの自由貿易協定で合意

ロンドン(CNN) 英国と欧州連合(EU)は24日、何カ月にも及んだ交渉の末、英国のEU離脱後の貿易協定で合意した。これで、「合意なき離脱」によって物流が滞り、経済的混乱に陥る事態は回避された。

英首相府は24日午後、「取引が成立した」とする声明を発表。続いてEUも合意成立を確認した。

英国のジョンソン首相は「厄介で困難な時もあった状況に、新たな安定と新たな確実性」をもたらす合意と位置付け、「我々の法と我々の運命の主導権を取り戻した」と宣言した。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、公正かつ均衡のとれた合意が成立したとしながらも、交渉ではEUが優位に立っていたとの見方をにじませた。

合意の主な内容は以下の通り。

・物品に対する関税・割当ゼロ
・自由な移動の終了。英国民がビザなしでEUで就労、居住、留学、起業することはできなくなる
・英国とEU加盟国間の国境検査の適用
・アイルランド共和国と北アイルランド間の厳しい国境管理は行わない
・英国は今後少なくとも5年半の間、英国の漁業活動を発展させることができる。この間、欧州の漁業の安全は守られる
・環境保護、気候変動対策、カーボンプライシングに対するコミットメントの共有
・社会的権利・労働の権利の保護に対するコミットメントの共有
・税の透明性に関する基準の維持
・運輸業界の乗客と労働者の権利保護
・英国はホライズン・ヨーロッパのようなEUのプログラムに2027年まで参加し、英国の資金的貢献の対象とする

 合意についてはEU首脳と欧州議会、英国議会で承認される必要がある。

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