エチオピア北部の軍事作戦、「最終段階」に 首相が発表

キャンプの小屋に横たわるエチオピア難民=18日、スーダン東部ガダーレフ州/Ebrahim Hamid/AFP/Getty Images

キャンプの小屋に横たわるエチオピア難民=18日、スーダン東部ガダーレフ州/Ebrahim Hamid/AFP/Getty Images

ケニア・ナイロビ(CNN)  エチオピアのアビー首相は26日、北部ティグレ州で実施中の軍事作戦について、72時間以内の降伏を要求した最後通告の期限が切れたことを受け、攻勢の「最終段階」に入るとの声明を発表した。

声明はティグレ州の与党ティグレ人民解放戦線(TPLF)に言及し、「TPLFのために開けられていた最後の平和の門は今や固く閉じられた」としている。

アビー氏は、72時間の間に「ティグレ特殊部隊や民兵組織のメンバー数千人」が降伏したと主張。ただ、現地は通信が途絶しているため、CNNはこの主張の信ぴょう性を独自に確認できていない。

エチオピア連邦軍はすでに、ティグレ州の州都メケレを掌握する作戦の「最終段階」を完了するよう通知を受けている。同軍は21日、メケレは戦車で包囲されるとの見通しを示し、民間人に対して砲撃に注意するよう呼び掛けていた。

アビー氏は今回の声名で、「罪のない民間人を危険から守るために細心の注意を払う」とし、メケレやその周辺の住民に対し、自宅にとどまって軍事目標から離れ、あらゆる必要な警戒策を講じるよう呼び掛けた。

エチオピア政府はこれより前、民間人の住む地域を爆撃したことはないと説明。TPLFの勢力が学校や教会、モスク(イスラム教礼拝所)に隠れていると非難していた。

11月上旬に始まった今回の紛争は、エチオピアでのここ数年の成果を後戻りさせる恐れがある。国連は、すでに4万2000人以上が難民となって隣国スーダンに逃れ、11月から来年6月にかけてさらに10万人が避難するとみられると指摘。この状況を「全面的な人道危機」と形容している。

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