ウィーン中心部で武装集団が発砲、16人死傷 テロ攻撃の見方

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ウィーン中心部で発砲、テロとの見方

オーストリア・ウィーン(CNN) オーストリアの首都ウィーン中心部で2日、武装した集団が発砲し、当局によると少なくとも1人が死亡、警官1人を含む15人が負傷した。

犯行グループの1人も射殺され、警察が残るメンバーの行方を追っている。

オーストリアのクルツ首相とネハンメル内相はテロ攻撃との見方を示した。内相は市民らに外出を控えるよう求めた。同氏によれば、突撃銃を持った容疑者数人が逃走中とみられる。

警察によると、2日午後8時ごろに市中心部の6カ所で発砲があった。オーストリアでは直後の3日午前0時から、新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)が始まっている。

ウィーンのルートビッヒ市長によると、犯行グループは市中心部のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)に近い繁華街で無差別に発砲を始めた。市内ユダヤ教団体の責任者はツイッターで、このシナゴーグが狙われたのかどうかは不明だが、犯行当時は閉鎖されていたと述べた。現場周辺はロックダウン前の買い物客らでにぎわっていた。

警察車両と武装した警官=オーストリア・ウィーン/Georg Hochmuth/APA/AFP/Getty Images
警察車両と武装した警官=オーストリア・ウィーン/Georg Hochmuth/APA/AFP/Getty Images

警察はツイッターを通して、公共の場所や交通機関を避け、ネット上で動画や画像を共有しないよう呼び掛けた。

クルツ首相は「極悪非道なテロ攻撃」の犯人に警察が「断固とした行動」を取るとし、建物などを守るために軍も出動していると述べた。

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