オランダ首相、コロナ対策で母の見舞い8週間余出来ず

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移動規制を順守し、実母が亡くなる直前まで会いに行かなかったというルッテ首相/BRENDAN SMIALOWSKI/AFP

移動規制を順守し、実母が亡くなる直前まで会いに行かなかったというルッテ首相/BRENDAN SMIALOWSKI/AFP

(CNN) オランダのルッテ首相が新型コロナウイルス対策で打ち出した行動制限の影響で病床にある実母の見舞いに数週間行けず、息を引き取る前の最後の夜に対面がやっとかなっていたことがこのほどわかった。

同首相によると、母親のミーケ・ルッテ・ディリングさんは5月13日に死去した。新型コロナウイルスが死因ではなかった。

ルッテ首相の報道官は、首相は新型コロナ対策の全ての制限措置を8週間以上にわたって順守し、実母を訪ねることはしなかったと説明。

ただ、規制措置でも臨終の段階において家族に別れを告げられる権利は認められているとし、「首相は母親が迎えた最後の夜にそばにいることが出来た」と述べた。

ルッテ首相は声明で「大きな悲しみといとしい思い出に加え、私と家族は長時間にわたって彼女と共にいることを許されたことに感謝の気持ちも同じく抱いている」と述べた。

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